ROU01 – ルーレットを作ろう！まずは回転するものを作るpart1

2024-07-302024-09-28

Unityを使ったシンプルなゲームとして、ルーレットを作って見ましょう。第１回ではルーレットをとりあえず準備して回してみたいと思います。

プロジェクトの準備

まずはプロジェクトの準備。アセット・・・という程のものではないですが、ルーレットの画像もあるので合わせてゲットしてください。

Unityプロジェクト作成

今回は2Dのゲームなので、テンプレートは2Dのものを選択してください。以下は私の環境。バージョンやURPなどの依存度は低いので完全に一致しなくても製作に支障は少ないと思います。

Unity 2022.3.25f1
テンプレート：Universal 2D

アセットの入手

今回利用するルーレットの画像データを下記リンクからダウンロードしてください。

ダウンロードファイル自体はunitypackageというファイルになっています。画像一枚だけではありますが、Unityのデータインポートの形式に慣れましょう！

ルーレット画像データ

1 ファイル 5.72 KB

ダウンロード

ダウンロードしたファイルはUnityプロジェクトの「Assets>Import Packages>Custom Packages」から選択をしてインポートしてください。Assetsフォルダの下にImagesフォルダが作成、中に4色のルーレット画像が見つかれば成功です！

ルーレットを（とりあえず）回そう

まずはルーレットを回してみたいと思います。細かいオペレーションはそっからよ！

ルーレットをゲーム内に配置

まずは画面中央にルーレットを配置しましょう。結構よく使うTransformのリセットを使って位置を合わせますよ。

画像をシーンビューにセット
- Images/roulette_04をドラッグアンドドロップでシーンビューに配置
- この時点で場所はどこでもOK
ルーレット画像のインスペクターを表示
- ヒエラルキーのroulette_04を選択
- インスペクタービューにroulette_04が表示されているのを確認
ルーレットの位置と大きさ調整
- Transformのリセット
  - インスペクターのTransformの帯を右クリック
  - コンテキストメニューからResetを選択
  - その後、画面の大きさに合うようにScaleを調整（ビューの大きさによって変わるのでお好みで！）

回転するスクリプトを作成

ここではただ回転するだけのスクリプトを作成します。

プロジェクトビューで右クリック>Create>C# Script
ファイル名：RouletteBoard

using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;

public class RouletteBoard : MonoBehaviour
{
    public float currentSpeed = 100.0f;
    private void Update()
    {
        float updateRotationSpeed = currentSpeed * Time.deltaTime;
        transform.Rotate(0, 0, updateRotationSpeed);
    }
}

Time.deltaTimeを使うことでフレームレートに依存しない回転が出来ます
transform.Rotateは現在の状態からどれだけ回転するかを指定できる
- 360で１回転

スクリプトを利用してルーレットを回転させましょう

スクリプトファイルはルーレットのインスペクターにアタッチ（AddComponent）することで利用できます。

roulette_04のインスペクターを表示
スクリプト：RouletteBoardをアタッチ。以下の方法からいずれかの手段でセットしてください。
- プロジェクトビューのスクリプトファイルをドラッグアンドドロップでroulette_04のインスペクターにセット
- Add ComponentボタンからRouletteBoardスクリプトを選択