UIを操作するためのイベントインターフェース[Unity+UI]

UIとプログラムを連携させる時、イベント系のインターフェースを知っているととても簡単に実装できることがあります。ここではどのようなインターフェースがあるかと、簡単なサンプルを作ってみたいと思います。

イベント系インターフェースについて

イベント系のインターフェースは、UIに関する所作を知ることができます。どんなことが出来るかや、インターフェースの実装方法を覚えましょう。

イベントの種類

イベントは以下のようなものがあります。全部覚える必要は無いですが、どんなことが出来るかは頭に入れておくと調べる時に助かるのではないかと思います。

インターフェース実装方法

プログラムでインターフェースを使うには以下の手順で実装します。

• usingの追加
  • using UnityEngine.EventSystems;
• 利用するインターフェースを追加
  • 下のサンプルではIPointerClickHandlerを追加
• インターフェースに対応したメソッドを追加
  • インターフェースはクラス内に対応したメソッドを実装する必要があります（必須）

画像(UI.Image)をクリックされたときにログを表示させる

using UnityEngine;
using UnityEngine.EventSystems;

public class ClickSample : MonoBehaviour, IPointerClickHandler
{
    public void OnPointerClick(PointerEventData eventData)
    {
        Debug.Log("Click");
    }
}

実際に使ってみた

イベントを使って簡単なサンプルを作ってみましょう。

マウスホバーで色が変わるサンプル

作ったImageに下記スクリプトを貼り付けてゲームを実行すると、色が変化します。複数のインターフェースを実装する場合、カンマを使って繋いでください。下図はマウス映ってないですが、マウスが画像にかぶると色が変わっています

using UnityEngine;
using UnityEngine.UI;
using UnityEngine.EventSystems;

public class ChangeColor : MonoBehaviour, IPointerEnterHandler, IPointerExitHandler
{
    public void OnPointerEnter(PointerEventData eventData)
    {
        GetComponent<Image>().color = Color.red;
    }

    public void OnPointerExit(PointerEventData eventData)
    {
        GetComponent<Image>().color = Color.white;
    }
}