プロジェクトを作る時のテンプレート選択について【Unityスタートガイド1-2】

Unityでゲームを作るときは、必ず「プロジェクト」を作ってから始めます。そのとき最初に選ぶのがテンプレート。たくさん並んでいて迷いますが、実は最初は2つだけ覚えればOKです!今回はUnityHubからプロジェクトを作る流れと、テンプレートの選び方をご紹介します。

目次

この記事で学べること

  • UnityHubからプロジェクトを作る流れ
  • 新規作成画面の各項目の意味
  • テンプレート(Universal 2D / Universal 3D など)の違いと選び方
  • プロジェクト名と保存場所の決め方
  • プロジェクトを作った後の画面とフォルダ

前提知識

先に知っておきたいUnityHubのバージョン違い

UnityHubは頻繁にアップデートされていて、バージョンによって画面がかなり変わります。たとえば次の画像はUnityHubがバージョン3.0.0になったころのものです。

続いてこちらは、執筆時点で使っているバージョン3.14.1の同じような画面です。全然違うんよ・・・

と言っても、変わるのはボタンの位置や見た目が中心で、やることは基本的に同じです。みなさんの画面と違う場合は「だいたい同じ意味のボタンはどれかな?」と探しながら進めてください。

プロジェクトを作ってみよう

新規作成ボタンを押す

  • UnityHubを起動して、左メニューのProjectsを選択
  • 右上の「New project」ボタンをクリック

新規作成画面の項目

新規作成の画面では、下図の番号の項目を指定します。

  1. ゲーム制作に使うUnityのバージョン
    • この講座ではUnity 6.3 LTS(6000.3.XX)を選びます
    • Security Alertなどが表示されている場合は、新しいバージョンに上げておくのがオススメです
  2. テンプレート
    • 次の「テンプレートの選び方」で説明します
  3. 組織(Organization)
    • アカウントを作ったときに一緒に作られたものを選べばOK
    • あとから変更も出来るので、始めたばかりのうちは気にしなくて大丈夫です
  4. プロジェクト名
    • 何のゲームか後から分かる名前にします
  5. 保存先
    • プロジェクトを保存するフォルダを指定します
    • 指定したフォルダの中に、プロジェクト名のフォルダが作られます
  6. Unity Cloudへの接続・Version Controlを使うかどうか
    • はじめはチェックを外した状態でOK

入力が終わったら「Create project」ボタンを押すと、プロジェクトが作られてUnityエディタが開きます。

スライム

Unity Hubのバージョンによっては、項目の並び順や名前が少し違うことがあります

プロジェクト名の付け方

  • 英語で書く(日本語も使えますが、トラブルの元になるので避けましょう)
  • 何のゲームか分かる名前にする(例:MyFirstGame、SpaceShooter)
  • スペースは避けて、MyFirstGame のように単語の頭を大文字にするか、My_First_Game のようにアンダースコアでつなぐ

保存場所の選び方

  • パスに日本語やスペースが入らない場所にする(例:C:\UnityProjects)
  • OneDriveやGoogle Driveなどのクラウド同期フォルダの中は避ける
    • 同期のたびにファイルが書き換わって、エラーの原因になります
  • 十分な空き容量がある場所を選ぶ(最低10GB以上)

テンプレートの選び方

テンプレートはたくさんありますが、基本的には2つだけ選べばOKです。

  • 2Dゲームのときは Universal 2D
  • 3Dゲームのときは Universal 3D

この講座でも、基本的にこの2つを使います。

「Universal」ってなに?

Universalというのは、画面を描画する仕組み(レンダーパイプライン)の名前のようなものです。Unityには主に次の3つがあります。

レンダーパイプラインテンプレートの例特徴初心者へのオススメ
Universal Render Pipeline(URP)Universal 2D / Universal 3D現在の主流。PCからスマホまで幅広く動く★★★★★
High Definition Render Pipeline(HDRP)High Definition 3DPC・コンソール向けの高品質な表現。スマホでは使えない★☆☆☆☆
Built-In Render Pipeline3D (Built-In Render Pipeline) など以前の標準。新しい機能はURP側に追加されているので、新しく始めるなら避けよう★★☆☆☆
フェアリー

ネットの古い記事はBuilt-Inが前提のことも多いです。マテリアルの設定など、URPと画面が違うところがあるので注意してね

テンプレートを選ぶときのポイント

  • 2Dか3Dかは最初に決める
    • 2Dのテンプレートから3Dのゲームを作ることも出来ますが、設定ファイルがいろいろ違います。間違えた場合は最初から作り直した方が速いぐらいです
  • ゲームのサンプルが入ったテンプレートは、慣れてから
    • 一覧にはサンプルゲーム入りのテンプレートもありますが、最初は何も入っていないCoreのテンプレート(Universal 2D / 3D)から作るのがオススメです
  • HDRPは、高品質なPCゲームを作りたくなったら
    • 最初から選ぶと設定が多くて大変です
スライム

迷ったらUniversalを選んでおけばOK。後から変えるのは大変なので、2Dか3Dかだけはよく考えて選びましょう

プロジェクトを作った後の画面

プロジェクトを作ると、Unityエディタが起動します。初めて見る画面に戸惑わないように、ざっくり見ておきましょう。

  • シーンビュー:ゲームの世界を編集する画面(カメラやライトが最初から置かれています)
  • ゲームビュー:ゲームを実行したときの見た目(シーンビューとタブで切り替え)
  • ヒエラルキー:シーンの中にあるオブジェクトの一覧
  • インスペクター:選んだオブジェクトの詳しい設定
  • プロジェクトウィンドウ:画像やスクリプトなど、素材(アセット)の一覧

それぞれの画面は、第2章で1つずつ詳しく説明します。

プロジェクトのフォルダ

プロジェクトを作ると、保存先に次のようなフォルダが作られます。

  • Assets:自分で作ったり追加したりする素材が入る場所。基本的にはここだけ触ります
  • Packages:使っているパッケージの一覧
  • ProjectSettings:プロジェクト全体の設定
  • Library / Logs / UserSettings:Unityが自動で作るフォルダ
    • Libraryは消しても次に開いたときに作り直されます(その分、開くのに時間がかかります)

UnityHubの覚えておきたい設定

UnityHubの設定は、左下の歯車マーク(Settings)から開けます。

プロジェクトの保存先を固定する

新しくプロジェクトを作るたびに保存先を選び直すのは大変です。いつも使うフォルダがあるなら、最初に表示される保存先を変えておきましょう。

  • Settings>Projects>Project locationで変更

注意点とヒント

テンプレートは後から変えにくい

作ったプロジェクトのテンプレート(レンダーパイプライン)を後から変えるのは大変です。

  • レンダーパイプラインの設定の切り替え
  • マテリアルやシェーダーの設定し直し
  • ライトの設定の見直し

作り始めてすぐなら、作り直した方が早いです。

プロジェクト名を変えたいとき

  • Unityエディタを閉じる
  • エクスプローラー(Macならファインダー)でフォルダ名を変更する
  • UnityHubのProjectsで「Add」から、名前を変えたフォルダを登録し直す

よくある質問

Q:間違ったテンプレートを選んでしまったら?

作ったばかりなら、プロジェクトを作り直すのがオススメです。UnityHubの一覧から消すだけではフォルダは残るので、不要ならフォルダも削除してください。

Q:Built-InとURPの違いがよく分からない

Built-Inは「昔からの」描画の仕組み、URPは「今の主流の」仕組みと考えてOKです。新しく始めるならURPを選びましょう。

Q:2Dゲームでも3Dテンプレートを使える?

使えないことはないですが、オススメしません。2DならUniversal 2Dの方が、最初から2D向けの設定になっていて作業が楽です。

まとめ

  • プロジェクトはUnityHubの「New project」から作る
  • 2DゲームならUniversal 2D、3DゲームならUniversal 3Dを選べばOK
  • プロジェクト名は英語、保存先は日本語やクラウド同期フォルダを避ける
  • テンプレートは後から変えにくいので、2Dか3Dかはよく考えて選ぶ

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