3Dモデルやキャラクター、効果音、便利なツールまで、全部を自分で作るのは大変ですよね。そんなときに頼りになるのがAsset Store!Unity向けの素材やツールが、無料のものもたくさん並んでいます。今回は、Asset Storeでアセットを探してプロジェクトに取り込む方法と、URPのプロジェクトで使うときの注意点をご紹介します。
この記事で学べること
- Asset Storeとは何か
- アセットの探し方と、選ぶときのポイント
- アセットをプロジェクトに取り込む方法(Package ManagerのMy Assets)
- URPのプロジェクトでピンク色になったときの直し方
- ライセンス(利用規約)の考え方
前提知識
Asset Storeとは?
Unityが運営している、ゲームづくりの素材やツールのお店です。
- 3Dモデル、2Dの画像、アニメーション
- 効果音・BGM
- エフェクト、シェーダー
- エディタを便利にするツール、ゲームのテンプレート
無料のアセットもたくさんあるので、まずは無料のものから試してみるのがオススメです。
Asset Storeにアクセスしよう
- ブラウザで https://assetstore.unity.com/ を開く
- 右上から、1-1で作ったUnityアカウントでサインインする
アカウントは、Unity Hubで使っているものと同じです。
アセットを探そう
探すときのポイント
- カテゴリや検索で絞る:3D、2D、Audio、Toolsなど
- 価格で絞る:左の絞り込みで「Free Assets」を選ぶと無料のものだけになる
- 対応しているレンダーパイプライン:アセットのページの「Render pipeline compatibility」でURPに対応しているか確認する(この講座のプロジェクトはURPです)
- 対応しているUnityのバージョン:ページに書かれているバージョンを確認する
- レビューと最終更新日:最近更新されているものは、今のUnityでも動く可能性が高い
Unity公式の無料アセット
最初の練習には、Unityが公式に出しているアセットが安心です。
- Starter Assets – FirstPerson / ThirdPerson:一人称・三人称で動かせるキャラクターのセット。以前の「Standard Assets」は提供が終わっていて、今はこちらが後継です
- そのほか、Unity Technologiesが出しているサンプルやエフェクトのアセットもあります(URPに対応しているかは、ページで確認しましょう)
アセットを取り込もう
ステップ1:自分のアセットに追加する
- アセットのページでAdd to My Assetsを押す(有料のものは購入する)
- これで、あなたのアカウントの「My Assets」に追加されます
ステップ2:Unityで取り込む
- Unityで、取り込みたいプロジェクトを開いておく
- Window>Package Management>Package Managerを開く
- 左のMy Assetsを選ぶ
- アセットを選んでDownloadを押す
- ダウンロードが終わったらImportを押す
- 取り込むファイルの一覧が出るので、そのままImportを押す
Asset StoreのページのOpen in Unityを押すと、Package ManagerのMy Assetsで、そのアセットが選ばれた状態で開きます。
取り込んだアセットは、ProjectウィンドウのAssetsの中に追加されます。
スライムアセットによっては、自分のフォルダと同じ名前のフォルダに入ってきて、ごちゃごちゃになることも・・・。取り込む前に、何が入るか一覧を確認しておきましょう
URPでピンク色になったときは
以前の描画の仕組み(Built-In)向けに作られたアセットをURPのプロジェクトに取り込むと、オブジェクトがピンク色で表示されることがあります。3-3の記事で説明した、シェーダーが合っていないサインです。
多くの場合、Render Pipeline Converterで直せます。
- Window>Rendering>Render Pipeline Converterを開く
- 上のプルダウンでBuilt-in to URPを選ぶ
- Material Upgradeにチェックを入れる
- Initialize Convertersを押して、変換できるマテリアルを探す
- Convert Assetsを押す
特別なシェーダーを使っているアセットは、変換出来ないこともあります。変換する前にバックアップを取っておきましょう。最初からURP対応のアセットを選ぶのが一番確実です。
ライセンス(利用規約)
- Asset Storeのアセットは、基本的にAsset Store EULA(利用規約)に沿って使います
- 自分のゲームに組み込んで配布・販売すること(商用も含む)は出来ます
- アセットそのもの(素材のファイル)を、ほかの人に配ったり売ったりすることは出来ません
- アセットによっては、追加の条件(クレジット表記など)が付いていることがあります。アセットのページのライセンスの欄を必ず確認しましょう
使うときの注意点
- 重さ:高品質なアセットは、テクスチャが大きいことがあります。テクスチャのインポート設定(Inspector)のMax Sizeで、必要な大きさまで下げましょう
- 使わないものは消す:デモ用のシーンやサンプルなど、使わないものは消してもOKです(取り込み直せば、いつでも戻せます)
- 更新:アセットが更新されると、My AssetsにUpdateが表示されます。更新する前はバックアップを
よくあるエラーと対処法
取り込んだらConsoleにエラーがたくさん出た
- 原因:アセットが今のUnityのバージョンに対応していない、または必要なパッケージが入っていない
- 対処法:アセットのページで対応バージョンと、必要なパッケージ(Input Systemなど)を確認する。解決しない場合は、取り込んだフォルダを消して元に戻す
オブジェクトがピンク色になる
- 原因:Built-In向けのマテリアル・シェーダーを使っている
- 対処法:Render Pipeline Converterで変換する。変換出来ない場合は、URP対応のアセットを探す
My Assetsに出てこない
- 原因:Unityと、Asset Storeでサインインしているアカウントが違う
- 対処法:Unity Hub・Unityエディタ・Asset Storeで、同じアカウントでサインインしているか確認する
ダウンロードが途中で止まる
- 原因:インターネットの接続が不安定
- 対処法:接続を確認して、Package Managerでもう一度Downloadする
まとめ
- Asset Storeは、Unity公式の素材とツールのお店。無料のものもたくさんある
- Add to My Assets → Package ManagerのMy AssetsでDownload → Import
- URPのプロジェクトでは、URP対応かを確認。ピンク色はRender Pipeline Converter
- ライセンスはAsset Store EULA。アセットのページで追加の条件も確認する
これで第11章はおしまいです。Package ManagerとAsset Storeを使いこなせば、作れるものの幅がぐっと広がります。次の第12章では、音・アニメーション・パーティクルなど、ゲームづくりでよく使う機能を1つずつ紹介しています。



分からないことが出てきたら、目次の「やりたいこと別の逆引き」から探してみてね!
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